~アジスロマイシン情報サイト~

マクロライド系抗生物質となるアジスロマイシンについてのご紹介をします。

腕を組んでいる夫婦

水泡発症時の血清抗体価とジスロマックの抗体検査

ヘルペスウイルスに対する感染症は口唇ヘルペスや性器ヘルペスなどがよく知られているものです。患部に水泡が生じて激痛を伴うことが多く、放置しておいても水泡が潰れてかさぶたができ、それ自体は自然治癒します。しかし、その痛みの強さから治療を求めることが多いのが実情です。ヘルペスウイルスに対する抗ウイルス薬としてアシクロビルやバラシクロビルが知られており、こういった薬を用いることによって水泡を取り除いていくことが可能です。一方、水泡はヘルペスウイルスでなくとも生じることがあるため、感染の有無が疑われた場合には血液検査が行われます。ウイルスの血清抗体価を調べることによってその感染の有無を調べることができます。血清抗体価を調べることでIgMが1.21以上であれば陽性、0.80未満が陰性とされます。また、IgGの検査も同時に行われることが多く、4.0以上となるのが陽性の判断基準であり、血清抗体価が2.0未満であれば陰性とされます。こういった抗体検査を用いる検査は抗体が産生される病原体への感染を調べるのには有用であり、様々な感染症の確定診断に用いられています。抗生物質を用いて治療を行う際にも病原体を同定することは重要なことが多く、ジスロマックによる治療が行われる際にも汎用されます。ジスロマックなニューマクロライドとして知られている様々な感染症に有効な治療薬です。細菌感染症などが疑われた場合にジスロマックを使えば治療できることが多いですが、耐性菌の出現を考えてジスロマックでなければ治療が難しい感染症に限定して使用するという考え方もあります。そういった考え方から、クラミジア感染やマイコプラズマ感染といったジスロマックの有効性が重要な感染症に対してのみ使用するために抗体検査が行われることもよくあるのです。